大人14人、子供17人、12組、夕日寺。お餅つき!
朔旦冬至というおめでたい日の翌日。おもちをついて新しい年をお祝いします。大荒れと前日まで心配されていた天気はなんと気持ちの良い晴れに!
準備を始める大人を放って子供たちは外へ飛び出ます!
白青の空に真白な雪面。どこもぴかぴか澄んでいます。
中では蒔ストーブで工房を温めて準備開始!
臼係とせいろ係、きな粉やあんこの準備係‥あーだこーだ進めます。
企画するにあたり、経験者、男手少、小さな子供だらけ、ということで周りの方からは「大変だぞ~」「やめておいたほうが、、」「もちつき機使ったら?」等アドバイス頂き、開催方法を悩みました。
そんな中あるおでかけさんメンバから、こんな声をもらいました。今回のおもちつきだけでなく、おでかけさんの色になってほしいことも含まれる大切なことと感じたのでそのまま載せさせていただきます。
「大変だからといろんなことをやめちゃって、結局大変な作業をしているのがお年寄りばかりになってはいないか。私たち世代はかろうじて経験を小さな頃にしているけど(農作業や年中行事など)、これからの子ども達ってどうなるのだろう。誰かがどこかで作ってくれたものをお金を出してなんとなく口に入れるだけ、になっちゃうのか。大変だけど失敗もして、経験して、伝えていったらいいんじゃないかな~と思います。」
よし!四苦八苦するぞ!
ということで餅つき経験者1名、あとは幼少の思い出等々でなんとかするかたちで開催することにしました。用意された餅つきではなくきちんと自分たちでつくるお餅に!
そろそろ蒸しあがるぞーというころ、外から盛り上がる声が。
雪面におおきな動物の足跡。これは、、熊??割と新しい。
ちょっと追ってみる~、と6歳くん。追ったら会ってしまうよー
蒸しあがりを嗅ぎつけて中に入った子供たち。
大いに遊んだ様子で長靴や袖の隙間など雪だらけ。
冷えた部分を足湯で温め中~(このあと結局水遊びになり再度冷える)
できた!もち米に群がる子供たち。
臼に蒸しあがったもち米を3分の2、あとの3分の1はつまみ食い用にお皿によけます。
この蒸しあがったもち米が美味しいのです。
つまみ食い用は1回につき6合くらいずつ用意しました。
こねあげたあとは代わり番こでついていきます。
臼を囲んでよいしょー!!よいしょー!!
掛け声をかけると美味しくなるとか!
お母さんたちの息があがるころ第一弾がつき上がりました!
食べたがる子供たちに囲まれ大慌てで餅をちぎり。
トッピング班が用意してくれたきなこ、おろし、あんこにどんどん放り込んでいきます。
大根はおでかけさんの畑の朝採れ!
朝早いのにおでかけさんメンバが畑まで掘りに行ってくれました。
あんこも畑で子供たちが蒔いて育ったもの。
虫食いだらけの小豆だったけど美味しい〜
1升半のおもちが一瞬で消えていきます。(ちぎり終えて撮影できるころにはほぼ空!)
第二弾が蒸しあがるまでの小休止。
お母さんたちが持ち寄ってくれた手作りの大根寿司や漬物をつまみます。
次の回は半分を臼で、半分は子供たちがつけるようにすり鉢の中へ。
綿棒でみんなでつきます。たのしそう!
第三弾の捏ねは1歳ちゃんをおんぶしたお母さん。
リズミカルにコネコネ。
背中に1歳ちゃんをゆさゆさ揺らしながら臼の周りをめぐります。
第3弾は鏡餅づくり。第4弾はのし餅づくり。合計4臼、10升が無事おもちになりました!
後半はおでかけ鍋を食べながらゆったりいただきます。
仲良し3人女子。キュッと並んでしきりに何かお話しながら食べています。
こちらは5歳くん。
紅白のおもちを作ろうと紅色用に持ってきたビーツ。
余ったビーツで一人せっせとミニ餅づくりをしています。きれいにできたよ〜
みんなの力でおもちつきはスムーズに終了!
片付けもあっという間に終り2時間繰り上げて14時には完全撤収できました!
帰り道、朝はまっさらだった段々畑の斜面を見ると足跡だらけ!
おでかけさんのちびっこたちが駆け回りました。
たくさん食べてたくさん遊んでおなかいっぱいの1日でした。
ありがとう夕日寺!ごちそうさま畑!
また新しい年もよろしくおねがいいたします!!!
(長い日記最後までお読みいただきありがとうございます!)